子供が保育園や幼稚園に通っているとかなりの確率で病気をもらってくることになると思います。その中でもなかなか手ごわいのが感染力の強い「感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)」ではないでしょうか。
園に行っている息子は、年に1回は必ず感染してしまっています…。
私自身の看護師の立場から、保育園や幼稚園、学校で感染した子供から他の家族に二次感染しないためにも正しい処理がとても重要になります。
![つなちむ<br>ママ](https://tsunachim.site/wp-content/uploads/2022/03/0DFBC271-5A9E-48E9-A8F6-54FFFB2F608A-150x150.jpeg)
ママ
我が家は、3歳・0歳がいるので、3歳が感染してしまった後に0歳にうつらない様に必死に処理しています…!
処理する為には、必要物品の備えが必須なのでまずはこの記事から読んでくださいね。↓
今回は実際に感染した際の正しい処置についてまとめてみました。
二次感染を防ぐ為には?
予防していても感染してしまう事もあります。感染してしまったら、二次感染を防ぐ対応が必要です!
広げない為におさえておきたいポイントは4つ!
1、嘔吐物の処理(汚物はすぐ拭き取る・乾燥させない!)
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ノロウイルスは乾燥してしまうと空中に舞い上がり、口から吸入し感染してしまいます。(空気感染)
嘔吐物や便は、速やかに広げない様に処理する事が大事です!
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ママ
処理の前に窓を開けて換気する事も忘れずに。
2、綺麗に拭き取ってから消毒
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ノロウイルスには、アルコール消毒ではなく塩素系漂白剤を水で薄めた希釈液を使用して消毒する事が有効的です。
希釈液は、汚物が残っている状態で使用すると、ウイルスに対する消毒効果が低下するので
まず汚物をしっかり拭き取る事が大事です!
3、こまめに手洗い
手洗いは、二次感染予防の基本です。
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目に見えないノロウイルスは、直接・間接的に手指などに付いて、二次感染の原因となるので
流水で流して石鹸を使い手洗いし、ウイルスを落とす事が大事です!
嘔吐物の処理後・拭き取り掃除後・調理の前・食事前・トイレの後・オムツ交換の後 など
4、感染している人は調理しない
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感染した人の手を介して食品にウイルスが付着して感染する事があります。(接触感染)
そのウイルスがついた食べ物を、他の人が食べてしまう事で感染してしまいます。(経口感染)
なので、二次感染予防の為に、感染者は料理をしないようにする事が大事です。
嘔吐処理の方法・手順
嘔吐処理の方法と重要ポイントを詳しくご紹介します。
①キッチンにて希釈液を作る。
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①バケツを嘔吐物の近くに持ってきてバケツにビニール袋をつけ、マスク・手袋を装着。
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※ビニール袋はバケツに付けなくても良いですが、付けた方がビニール袋の口が開いて固定されているので、色々触らずに素早く捨てる事ができます。
※手袋は2重にしましょう。
②窓を開けて十分に換気。
③嘔吐した後、他の家族が嘔吐物に近づかない様にしましょう。
※嘔吐物は水と絵の具で作っています。
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※嘔吐物から浮遊したウイルスを吸い込む事がない様に、最小限の人数で処理をしてくださいね。
※子供は特に床の嘔吐物から口までの距離が近いので、離す必要があります。
④嘔吐物にペーパータオルやタオルで覆います。
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⑤使い捨て牛乳パックちりとりで中央にまとめます。
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※ウイルスを広げない様に、外から中央に向けて集めましょう。
⑤すくった後に牛乳パックごとバケツの袋に捨てる。
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※汚物を入れたビニール袋の中にも染み込む程度希釈液を入れると良いです。
※そして、すぐ密閉します。
⑥汚物をしっかり拭き取った後に、ペーパータオルを敷いて希釈液を浸す様にかけます。
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※嘔吐した範囲だけでなく、飛沫が飛んでいる可能性があるので、嘔吐物より可能な限り広い範囲を拭いてください。
⑦10分後に水拭きを。
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⑧手袋・マスクを外しビニール袋へ。
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※手袋は、外側の表面を触らない様に外しましょう。
⑨充分な手洗い・うがいを行う。
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嘔吐汚染した服や衣類の処理
次に汚物で汚れた衣類などの消毒方法です。
バケツなどで揉み洗いをした後に
主に衣類の消毒方法は2つ
- 塩素系漂白剤で消毒
- 熱湯消毒
塩素系漂白剤での消毒は、
希釈水に30分つけ置きした後に洗濯機
熱湯消毒は、
85℃以上のお湯に1分以上つけて洗濯機で洗う。
殺菌力は、塩素系漂白剤で消毒する方が効果は高いです!が…
30分付け置きなのでやはり、、色落ちします…。
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どうしても色落ちさせたくない服などは、熱湯消毒をおすすめします!
消毒せずに、洗濯機で回すのはNGです。
どちらかの消毒は必ず行なった後に洗濯機で洗濯を!
また、ほかの洗濯物と一緒に洗ってしまうと感染を広げてしまうので、たとえ表面の汚物を取り除いた後でも、必ず単独で洗ってください!
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ママ
使用したバケツや洗い場も
最後に消毒で拭いて水拭きする事も忘れずに!!
寝ているベッドで嘔吐の場合
嘔吐する可能性がある場合は、早めに防水シートやペットシートを敷き対応できます↓
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ですが、いきなりベッドで嘔吐してしまう場合もあります…。
その場合の処理は、床などに嘔吐した時とは少し異なり
布団や枕などを消毒する必要がある為、大変です。
まず、大きめの袋を2枚用意します。そして捨てる用・洗う用と分けて入れます。
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シーツ、枕、掛けぶとん、敷ぶとんについた嘔吐物をペーパータオルやタオルでまず拭き取りが大事です。
処理が大変なので、シーツがすごく汚れたら迷わず捨てるという気持ちで捨てる用の袋に入れます。
ゆすいでキレイになる範囲で消毒できる物は、嘔吐物を拭き取った後洗う用袋へ入れる。
袋は分けるとわかりやすいです。
そして、捨てる用は密閉して捨てる。
洗う用は上記の衣類の消毒方法を行う。
と素早く対応をしています。
年に一回程でも、やはり布団類の処理は大変です…。
処理範囲を減らす為にも
敷シーツは、防水性がある物を使用する様にしました。
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そのおかげで、ベッドマットや布団まで染みてしまう事が防げました。
それだけでも、処理の負担が軽減します!おすすめです。
ベッド・布団の嘔吐も素早く処理する事が大事になるので、処理の対応を覚えておくと役立ちます。
その他
◯入浴
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下痢をしている時の入浴は、控えた方が良いです。
入る場合はシャワーだけにするか、入浴する順番を最後に!
お尻は石けんをつけて、丁寧に洗いましょう。
◯トイレ
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トイレは共同なので忘れずに消毒したい場所です。
感染している人が使用した後のトイレや触った場所は必ず消毒が必要です。
そしてトイレの消毒は、順番が大事!
便座を拭いてからドアノブ等を拭くとウイルスが逆に広がってしまいます…
![つなちむ<br>ママ](https://tsunachim.site/wp-content/uploads/2022/03/0DFBC271-5A9E-48E9-A8F6-54FFFB2F608A-150x150.jpeg)
ママ
汚染リスクの低い箇所から順に清掃することがポイントです!
便座やドアノブだけでなく、壁や床へもウイルス・菌が付着している可能性があるので、壁や床も消毒で拭き上げましょう!
◯タオル
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手拭きやバスタオルは共用しないように個別で準備してくださいね。
特に、吐物等の処理をした後に手を拭くときには、 使い捨てのタオルの使用をおすすめします。
「家族内全員が感染してしまった…!」
といった事にならない為にも
必要物品を備えて正しく嘔吐処理を行なってくださいね。
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